一つあるのは、パナソニックは、すべてに渡って読みが甘いような気がすることだ。
三洋の買収に当たっては、たとえば邦銀である三井住友などにはどれだけ根回しをしているのか。
三井住友が外資と一緒になり、価格をつり上げるようなことになるのであれば、パナソニックははめられたのかも知れない。
三洋電機は倒れかけているとはいえ、一つの独立した大会社である。それを合併するのに、このようなことは十分想定出来たはずだ。特に金融機関が今の時点で安値で株を手放すはずはない。できればプレミアムを付けて売りたいということはわかる。当然わかることを想定していないところに、唖然とするくらいパナソニックの甘さがある。
額買収額、思惑狂ったパナソニック
パナソニックの三洋電機買収をめぐる株式公開買い付け(TOB)に向けた大株主の金融3社との交渉が間もなく本格化する。TOBの株価が大きな焦点となるが、大株主の三井住友銀行、大和証券SMBC、米ゴールドマン・サックス(GS)グループが1株当たり200円台を提示する可能性が高いことが明らかになり、これを受け入れれば買収額は軽く1兆円を超える。三洋電機の事業の将来性や時価総額などから、パナソニック側はもっと低い額を想定していたとみられ、買収の思惑が狂った格好だ。


