リーマンは純粋な投資関連で、シティは投資分野もあるが、普通の銀行でもある。それが倒れるということは、すなわち金融システムが崩壊することになってしまう。おそらくリーマンを死なせた影響がトラウマのようになり、今後金融企業に関しては、守ろうという意識が働くと思う。すなわち、AIGにも同じように支援をするはずだ。
しかし、そうなるとアメリカ政府にはGMやクライスラーとその関連企業を助ける余裕はなくなる。金融システムを壊すか、失業者を生むかということでいえば、前者を守り、後者はやむを得ずというのが今の政権の考え方だ。
しかしUAWの支持を得ているオバマはその選択はできない。オバマはGMやクライスラーを守ろうとしなくてはいけないが、本音を言えば、ブッシュの時にGMとクライスラーを時間切れでつぶしておいてもらい、失業者の手当から始めようということのように思えた。
しかし失業者が300万というような未曾有(みぞゆうではない)の数字になれば、正直きびしい。戦前ではないし、穴を掘って埋めるというわけにもいかないし、アメリカはまずい時代に入っていくのはしょうがないとも思う。
誰がやっても同じだが、私にはどうにも国務長官になるヒラリーが準備体操を始めているように見える。
瀕死のシティ救済で200億ドル追加注入 米政府が深夜の発表
【ワシントン=渡辺浩生】株価が急落し経営不安が強まっている米金融大手シティグループに対して、米政府は23日深夜、シティの不良資産最大3060億ドルの損失を保証したうえで、200億ドルを追加的に資本注入する救済策を発表した。9月に金融危機が深刻化してから有力金融機関に対する大規模な個別救済は、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)以来。経営を圧迫する不良資産拡大を防ぎ、金融システム不安の払拭(ふっしょく)を図る。



