私のいる会社でも、業績が悪化しており、年末久々に担当役員より「雇用を確保したい」という言葉が真顔で出てきた。
改まって会社が雇用を確保したいというときは、以前の例でいうと、残業はゼロ(サービス残業という意味ではない。残業がなくなるという意味)、希望退職者の退職金上乗せ条件での募集なのだ。しかし今回はそれだけでは済まないだろう。
次の段階は、新卒社員の採用ゼロに近づくということ、そして役員の収入のカットと正社員管理職層の管理職手当の一部カット。また住宅補助など福利厚生への影響も出てくるだろう。こうなると現実の生活への影響は大きいと言わざるを得ない。
そういったことから考えると、この記事のようにことしの就職はあきらめて、来年もう一度という考えが非常に危険だということがわかるだろう。中小でもいいから今年正社員に潜り込んでおいたほうがいいと思う。そして、景気がよくなってから、経験者として転職すればよい。一番危険なのが、「夢よもう一度」で就職活動をやり直すこと。来年は恐慌以来の契機になると思われるので、就職は極めて厳しいと思う。
学校側は、こうしたことを念頭に置きながら、就職支援をしてやるべきではないのか。安易に学籍を置くことをすすめることは、私は問題をかえって難しくさせる可能性があると思う。
内定取り消し続出 各大学が「留年・出直し就活」支援
世界的な金融危機で、大学生の就職内定取り消しが相次ぐ中、留年することで、改めて「新卒」として出直し、就職活動を目指す学生に授業料を減免するなどの形で支援する動きが各大学に広がっている。大学生にとって、厳しい年末年始になりそうだが、各大学では「学生の不安が少しでも軽くなれば」と話している。
就職活動は新卒が有利とされるため、内定を取り消された学生の中にはあえて1年間留年して、「もう一度、新卒として就職活動したい」という希望も想定される。今回の措置は、そうした学生の希望に応えるものだ。



