そこへいくと、安藤はまあ失敗すれば総たたきされるわけで、少し気の毒な気もする。期待も高いからだろうか。
ただよく考えると、安藤は今まで期待に応えたことがないことがわかる。
むしろ我々が期待しすぎるのが問題なのではないか。彼女を世界代表にするのはトヨタの力か。
彼女はコマではない。安藤が出るたびに、「4回転半」というのはもうやめるべきだろう。4回転半への期待が高まります、などといくらアナウンスしたところで、彼女自身テレビの前で何回決めることができたのか。しょせん女子の4回転半は幻なのだ。
安藤も安藤だ。ジャンプ4回転半はもう封印して、別の技で勝負するべきだと思う。あれだけ、やるやるいってやれないのはできないのと同じだ。今回も村主とぶつかって本人は案外ほっとしているのではないか。
フィギアは日本以外の選手は優雅に芸術的に見せるスケートを見せているのに、日本だけが技術一辺倒のように思う。伊東みどり以来の悪しき伝統だろう。村主が少し芸術的なくらいで、浅田真央にしろやはり技術先行で全体としては?な時もある。
アクシデントに見舞われた安藤、自滅に課題痛感の中野
女子で5位に終わった中野友加里=長野市ビッグハット 滑走直前の練習中に村主と衝突して転倒、右足を痛めた安藤。だが、アクシデントにも歯を食いしばっての演技で総合3位に残った。
「ヒザを直撃。筋肉が緊張して、利き足で踏ん張れなかった。(思うようにできず)悔しかった…」。突然の苦しみを乗り切った複雑な気持ちで、演技後も涙をこらえるのに精いっぱい。それでも滑り切れたのは、来春への強い思いがあったからだ。「4回転を跳べるように」。世界選手権での本領発揮を誓った。



