鳩山弟はバルクセールというものが分かっていない。断言してもいい。かんぽの宿は雇用者の雇用確保を含めて、すべての施設を一括でバルクセールされたのだ。
バルクセールは、箱の中に味噌も糞も一緒にしてドン!というものである。買う側には、味噌かもしれないが糞も買わされるというリスクがあり、さらに従業員の雇用保証まで付いてくる。これは安くなって当たり前だ。
じゃあ、ばら売りして味噌だけを売ろうとしたらどうなるか。こんどは売れ残った糞だけが不良債権と計上され、その瞬間から負債となっていく。なので、一括で全部引き取ってもらうという選択を日本郵政がした。国は100%株主である。だから、日本郵政の運営には異を唱えることができる。しかし、それならなぜ民営化したのか、なぜ西川氏に舵取りを任せたのか。馬鹿としかいいようがない。もしオリックスの値段が安いのであれば、大臣がもっと高く買ってくれるクライアントを探してくるべきだ。違法性もない、もっと高く買ってくれるところもない、結局は売れずに抱え込んだけでは、鳩山弟の行為は負債をなくすチャンスをつぶしただけだ。この責任はどうするつもりか。
オリックスへの売却が本当に問題を含んでいたものであれば、西川氏を背任で訴えればよい。結局できなかったのは、違法性がなかったからだ。そんな状態で、日本郵政の経営にケチをつけ続けたのは、ひとえに鳩山弟の選挙対策のためだ。情けないとしかいえない。
もうこういう低レベルのアピール合戦や政局といわれる権力闘争は辞めよう。しかし日本の政治と政治家は政局のためにあるようだ。だから永遠に終わらない。自分を西郷さんと重ねるに至っては、土の下の西郷さんは苦笑するしかないだろう。



